今月の紹介:子どもに優しくなれないときは、あなた自身に、もっと優しく
周囲のお母さん方と比べて、自分はダメな母親だと落ち込んだことはありませんか?また「家族の太陽でいなきゃいけない」「何があっても笑っていなきゃいけない」と完璧を求めすぎて追い込まれたような感情になっていませんか?
そんな時に、心理カウンセラー・認定心理士 中垣俊子先生の「子どもに優しくなれないときは、あなた自身に、もっと優しく」を読んで、あなた自身に“もっと優しく”を始めてみましょう。
「子どもに優しくなれないときは、あなた自身に、もっと優しく」より
・イライラした自分を未熟だと思いますか?
・不安で動揺する自分は弱いと思いますか?
・子どもを可愛いと感じられない自分をひどい母親だと思いますか?
私はそうは思いません。こうしたマイナス感情は、誰でも感じる人間らしい気持ちだと思います。 あるお母さんは、下の子が生まれたとたん、なぜか上の子と手をつなぐのさえ不快になったといいます。このように無意識に、より幼い子どもを守ろうとする気持ちが働いたり、ホルモンバランスや月経周期などの影響を受けたり、心は日によっていろんな色に変わるのです。これまで私は多くの方から心理カウンセリングの中でお話を伺ってきました。そこで感じたことは、マイナス感情が湧いてくることそのものが問題なのではなく、こうした気持ちを抱くことへの罪悪感や自分を責める思いの方がよほど有害だということです。やってはいけない行動はありますが、感じてはいけない気持ちはないと私は思っています。感情と行動を分けて考えてみましょう。
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